ブルガリアはたまに異常気象のため、大量のゴミが降ります :-) | また、ある種類の木は、ゴミの実をつけます(左端には、見事な靴下がなっています) :-) |
ブルガリア人は、どこにでもゴミを捨てます。道路だろうが、植え込みだろうが、そんなことまったくお構いなしです。このブルガリアのゴミ捨てマナーには、「空き缶ポイ捨て禁止条例」のある都市から来たぼくには、かなりの衝撃でした。 |
ゴミが街に散乱しているから、風で飛ばされて木の枝に引っかかり上の写真のような状態になってしまう。 そして、この写真(←)のように高い枝にズボンが引っかかっていたり、木の上にブーツがあったりするのを見て、「ブルガリアの風は相当強いんだなぁ〜」って、感心していたぼくは浅はかでした。
ブルガリア人は、歩いていて道端にゴミを捨てるだけでなく、窓からゴミを平気で投げ捨てます。このため、アパートや団地の壁に沿って歩くのは、危険なことだと教わりました。いつどんなゴミが落ちてくるか、わかりません。 |
註: 一番上の2枚の写真は、特別ひどく汚れている場所を選んで撮影したものです。実際、街中がこれほど汚れているわけではありません。誤解しませんように! |
このゴミ捨て事情に関して、日本人の目には「なんて酷い状況なんだろう!」と感じるでしょうが、ここはブルガリア。日本とは異なる社会です。 ブルガリア人のゴミ捨てマナーは、“酷い状況”でも“悪いこと”でもありません。 |
ブルガリアには、チスタチカと呼ばれる掃除を仕事にしている人がたくさんいます。この職業は、主に肌の色が浅黒いジプシー達が専業に行っています。 ブルガリア人達がゴミを路上に捨てる。それをお掃除する仕事が発生する。ジプシーは仕事に就け、お金をもらえる。 ここの社会では、この一連のサイクルが確立され、回転しているわけです。 |
ただ、いくつか文句言いたい ・窓から投げ捨てるとき、下に人がいないか確認して! 危ないって! ・植え込みにあんなにゴミが目立っているのに、なんで道路しかお掃除しないのっ! ・植え込みは掃除していないんだから、ゴミ捨てるなら道路にしろってば! |
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[2001.3.14 作成] |
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